はじめての
クゥチャンが虹の橋を渡ってから初めてのお盆です
早朝6時過ぎに家を出て、オットとワタシの両親と一緒にオットのオカアサンのお墓参りと
ワタノの母方のオジイチャン・オバアチャンのお墓参りをするために群馬まで行きました
いつもなら1時間半ぐらいで行ける場所ですが、さすがにこの時期は混んでいてました
それでも3時過ぎには家に戻ってきて今度はクゥチャンを迎えるための準備です
エリザベスさんが上から狙ってる…見守る中、お迎え準備完了
クゥ~チャン~、ここだよォ~早く帰っておいで~
と、庭で迎え火をたきました
クゥチャン、上から見えたかなぁ…
部屋に戻るとはっちゃんが
ひさしぶり~元気だった?そっちの世界は楽しいかい?
と、話しかけているようでした
☆
お盆近くになってからベランダにカミキリムシがくるようになりました
いままで、セミやカナブン、オニヤンマなんかが飛んできたことはあるけれどカミキリムシは初めて
そして、いつもリビングの網戸に止まっています
みんなが喜んで網戸に突撃したり、よじ登ったりするのでカミキリムシさんには
帰ってもらおうと庭に戻しますが、いつのまにやら網戸にくっついてます
小さい頃、オバアチャンに仏様はスイッチョンの背中に乗ってやってくるんだよ
と、聞きましたがワタシはクゥチャンがカミキリムシに乗ってやってきてるような気がします
けれど、どうしてもカミキリムシの背中の点々が小さい頃から苦手で
家の中に入れてあげることができません
て、いうか…家の中に入れたら、カミキリムシさんの命の補償ができません
☆
さて、今日はクゥチャンに会えるでしょうか
どうすることが良かったのか
ワタシは毎日、仕事場まで車で通っています
1年通った道は新しくできた道で広くて見通しの良い道です
今朝、その道を走っていると反対車線前方ににフワフワとしているものを見つけました
風もないのにゴミが揺れてる?
今、道沿いに色々なお店が建ち始めているので工事関係車が何かを落としたのかな?
そんな感じに見えたそれは車にひかれたんであろうネコでした
小さなネコが道路に横たわりながら、それでも一生懸命起きあがろうと
手足を動かして、その場から逃れようとしている姿でした
すぐ目の前に車が迫っていましたが、ありがたいことにその車は急停車してくれて
何も知らない後続の車のクラクション音が大きくひびきました
…
ワタシは必死で生きようとしているその子を残してその横を通り過ぎてしまいました
仕事場までの5分の道のり、戻ろうか、どうしようか、誰か他の人が助けてくれないか
やっぱり戻ろうか…近くに動物病院があることも知っています
戻った方がいいんじゃないか…
どうしよう…どうしよう…どうしよう
…
結局、ワタシにはその子を助けることをしませんでした
その子の命に中途半端に関わることはしてはいけないから
最後まで責任を持てないなら手を出してはいけないと思ったから
その子と関われない自分がふがいなく、とても悔しかったけれど
無責任なことは絶対にできないと車をバックさせることはできませんでした
薄情なオンナです
…
ブログで知り合った方の中には同じような境遇で出会ったネコさんを家族にされていたり、
ケガの治療や介護をして元気になったネコさんの里親を捜したりと一生懸命
ネコさんの幸せを考えている方々がたくさんいることを知っています
すごいなぁ~ワタシが同じような立場になった時、果たしてできるだろうか…
いつもそう考えていましたが
同じ事はできませんでした
…
今も、道路で横たわり必死に起きあがろうと手足をバタバタさせている姿が浮かんできます
あの子を抱きかかえてあげなかったことを思うと胸がキュッとなります
けれど、じゃあ最後まで責任をもてるの?と聞いているワタシもいます
…
帰り道…あの子に申し訳なくて同じ道を通って帰ってこれませんでした
人通りも多い道なので、誰か歩いているヒトが抱きかかえてあげてくれていれば…
病院も近くにあるから、誰か運んでくれていないかな…
ヒト任せで、あの子の心配してるなんて図々しいにもほどがある
…
外は、ひどい雨です
6月になってました
みなさん、お元気でしたか?
5月は何かと忙しかったかな…と振り返れば穏やかな毎日でした
下書き状態のままにされている記事がいくつかありました
そして、気が付けば6月になっていました
☆
はっちゃんの歯肉炎だけは規則正しく、1ヶ月を過ぎたところで薬の効力が消えて痛みが出てくるようです
だんだん薬の効き目の間隔が短くなってくると聞いてるので、なるべく長く持たせたい
けれど、だんだんゴハンを食べられなくなってくるはっちゃんを見ているのは辛い…
と、「病院へ行くタイミング」を見定めることが私の重大な任務になっています
6月に入ってから、はっちゃんの身体が少しずつ軽く感じられるようになってきたので
前回、サンプルで頂いた姫マツタケ
を朝と夜に口の中にポタリと1滴たらすようにしてみました
「イヤだよぉ~」と雄叫びをあげますが、薬とは違うようでアブクをブクブク出すとか
胃液を吐いちゃうとか…クゥチャンへの投薬でイヤと言うほど見てきた姿はなく
それでも「また飲ませたな~」と恨めしい顔で振り向きながら逃げていく
はっちゃんの姿にちょっぴり笑えちゃうところが救いの毎日です
☆
今までは食べたくても食べられず、痛みに耐え、ただ丸くなってジッとしているはっちゃんでしたが
姫マツタケを飲むようになってから食べたい、食べるという行動を続けるようになりました
姫マツタケ自体が歯肉炎に効かないことは先生からも説明がありましたが
説明書きにある「高齢期の健康管理に」「病中・病後の早期回復に」「日常の体調管理に」
なんてところがはっちゃんの状態を少しは良い方向に向けてくれたんでしょうか?
☆
と、言っても体重は4.65㎏になってしまったので6/7にいつもの小さな病院へ行って来ました
いつもの注射を2本で2000円とおみやげのカリカリをたくさんもらって帰ってきました
☆
同じように歯肉炎で苦しんでいるネコさんが姫マツタケを飲み続けたら毛艶が良くなったそうです
そのネコさんははっちゃんより重症で2週間に1度は注射をしないと痛みを押さえることができず
口の中が痛く毛繕いができずにバサバサだったそうですが、姫マツタケを飲み始めたら
きれいになったとか…と、ネコさんのママはでっかいビンの姫マツタケをお求めになったとか…
でもねぇ~高いからさぁ~ホントにいいのかなぁ~って思っちゃうよ
と、先生は申し訳なさそうにいいます
はっちゃんは頂いた姫マツタケがまだ残っているので、この1ヶ月は体調に関係なく
1日1回、姫マツタケを飲み続けることにしてみました
それがどういう効き目を現すかわからないけれど、炎症を起こしている所を意識してポタリとたらしています
舐めてみたら、キノコ系(私はキノコ類が大嫌いです)の味がしたけれど
苦いとか、傷口がしみるとかの味ではないのではっちゃんも続けられそうです
雄叫びは続きますが…
☆
確かに、体調が悪い時は毛繕いをしているはっちゃんを見なかった気がします
今は毎日、せっせときれいにしています
☆
今朝のはっちゃんは4.79㎏ありました
140g増えてます
☆
気が付けば、クゥチャンのこととはっちゃんの歯肉炎のことばかりが続くこのブログ
他の子たちは元気モリモリで、いつ記事にしてくれるのよ~と色々なことをしでかしてくれてます
百箇日
2009年1月26日に虹の橋を渡り
私達の前からクリンが姿を消してから
5月5日で100日となりました
☆
亡くなった日から四十九日までは、七日目ごとの法要を行って、その後は百箇日の法要となるそうです
儒教の教えによると、すでにクゥチャンは輪廻を終えているそうですが、もしその輪廻先が
イヤだった場合、観世音菩薩様にお願いして再審してもらえる日だそうです
それと、百箇日は卒哭忌(そっこくき)ともいうそうで、
「哭」は、声をあげて泣きさけぶ、「卒」は、終わる、という意味だそうで
大切な人が目の前から消えてしまい、残された者がどんなに悲しくて、辛くても
100日を過ぎたら、空の上から心配させないように前を向いて頑張って生きて行きなさい
と、生きている私達にけじめをつけさせる日でもあるようです
☆
今、私達は5ネコ達に囲まれて、心穏やかな毎日を過ごしています
彼らの中でクゥチャンがいなくなったことで、何か変化が起きたのかはわかりませんが
絶えず誰かがクゥチャンに寄り添っていましたから、その寄り添える弟が、お兄ちゃんが
いなくなったことで、私達との間になんとなく変化があったような気がします
なんだか、みんなが甘えっ子になった感じがします
膝の上に乗ってきて、くつろぐなんて事今まで無かったのに…
フトンの中に入ってきて一緒に寝る子はクゥチャンだけだったのに…
みんなが寂しくないようにと寄り添ってくれているような感じがします
☆
毎日、毎日流れていた涙も流れなくなりました
クゥチャンの事を冷静に話している自分にビックリすることもあります
もう、10年以上も前にやっていたテレビ番組でウッチャン・ナンチャンが司会で
「××ができたら100万円」とかいうチャレンジ番組があって
その中で「1分間で涙を流せたら100万円」っていうチャレンジがあったのを覚えています
今の私だったら、クゥチャンの事を思い浮かべたにすぐに波がポロポロ流れ出るのは間違いなく
絶対に100万円をもらう自信はあるから、また番組が始まればいいのに…
なんてことを考える余裕もできてきましたが
それでも
やっぱり100日経ってもいつも、クゥチャンの事は頭から離れないし
クゥチャンが通っていた病院の前は通れなかったり
クゥチャンの好きな缶詰ゴハンをお店で見つけるとノドの奥が痛くなって、慌ててその場を立ち去ったり
クゥチャンの事を知っている人とおしゃべりすると、やっぱり涙がこぼれ落ちます
☆
クゥチャンが生まれ変わったら…
私達の所に戻りたいと…観世音菩薩様にお願いしてくれていたら
いいな
姫マツタケ
はっちゃんを悩ませる歯肉炎
最低1ヶ月はあけるこの治療…今まではがんばって2ヶ月間を空けることができましたが
今回は1ヶ月半でゴハンが食べられなくなってきました
ゴハンが食べられなくなると、体重がへるので、この辺がギリギリかなと病院への行き時がわかります
いつもなら5㎏ちょっとの体重が4.85㎏ぐらいになると行き時…となりますが、
今回は妙にはっちゃんの身体が軽く感じられて、体重計に乗せると4.65㎏になっていました
それと、1週間くらい前から左目に目やにが付くようになり、目の周りが赤くなっています
と、いうことで連休前にはっちゃんを連れて病院へ行って来ました
☆
思えば去年も年が明けてから急にゴハンを食べなくなり、目の周りが赤くなりました
その時、歯肉炎になっていることがわかり2ヶ月に1度の割合でステロイドの注射をするようになりました
目の周りはもしかしたら季節性のアレルギーかもしれないねと同じ薬を出してもらいました
今回はステロイドが効いていたのか、目の周りの赤みはそれほどひどくなることはなさそうです
☆
本日の治療費はステロイドの注射と炎症を抑える注射、それに目薬(軟膏)で2800円でした
はっちゃんが通っているこの病院はご夫婦で先生をされています
小さな病院ですが、心がある病院です
以前、クゥチャンの目が充血しているからと慌てて連れて行ったら
心配することないよと目薬をさしてくれました
そしてお代は「クゥチャンに逢わせてくれたからそれでいいよ」と言われました
もう若くないから、大きな病気は診てあげられないんだよと言われますが
いつまでも元気でいて欲しい…赤ヒゲ先生です
☆
先生から頂いたプレゼント
歯肉炎には直接は効かないけれど、
高齢期の健康管理に
病中・病後の早期回復に
日常の体調管理に
皮膚の悩み、美しい毛艶、毛並みに
効く…かも…しれないサプリメント
口の中に一滴ポタリと垂らすだけでいいそうで、計算すると約167回使えるようで
果たして…今年の年末…どんなはっちゃんになっているか
楽しみです
ぐんま三大梅林
まだまだツボミが多い白梅です
3/1(日)~3/11(水)まで義父が両目の白内障の手術のために入院していました
今は日帰りでできる白内障の手術ですが、義父のように一人暮らしの人には
手術後、数日間は数時間ごとに点眼薬を挿すことをや、不自由な目で生活することを考えると
本人にとっても、離れて暮らす家族にとっても入院してお世話をしてもらえることはありがたいことです
本当なら3/7(日)には両目の手術が終わり退院していたはずが3/5(木)の左目の手術の時に、
担当の先生がインフルエンザにかかってしまい急遽手術が中止となってしまいました
往復4時間、滞在時間30分…ステキなドライブとなりました(苦笑)
東京では下火になりつつあるインフルエンザが群馬では今がピークだそうで
今回、入院・手術立ち会い・退院と5回ほど往復しましたが、病院の中はマスク人がワサワサ
そのままストレッチャーで運ばれて入院…なんだろうなぁ~と思われる人を毎回目にしました
それにしても…医者の不養生…っていうんでしたっけ
☆
高速を降りて、病院へ行く道の途中にクゥチャンの生まれた家があります
今は洋食店に変わってしまい、クゥチャンをワタシ達に引き合わせてくれたご家族はいません
4人兄弟で生まれたクゥチャンは最後まで残っていて、このまま家族にしちゃおうかと、話していたのよ
と、言っていた高齢のおばあちゃんとはお手紙や電話でクゥチャンのことをやりとりしていましたが、
2年くらい前からこちらからお手紙を出してもお返事がこなくなってしまいました
もしかしたら…クゥチャンと逢っているのかもしれません
お店のたたずまいはあの頃と変わっていなくて、
クゥチャンとクゥチャンのママが店先でゴロゴロしていた場面が思い出されました
☆
3/1(日)は義父の入院手続きを終えたあとに、そのままワタシの母方の祖母のお墓参りに行きました
母の実家は「ぐんま三大梅林」の中の「箕郷(みさと)梅林
」の中にあります
毎年、この時期になると近県からたくさんの人が見物に訪れます
満開になると山全体が梅の花で真っ白になりますが、まだちょっと早い感じがしたけれど、
それでも群馬だけでなく近県ナンバーの車や観光バスも来ていて盛況でした
初めての月命日
クゥチャンの姿が見えなくなって1ヶ月が経ちました
最初の1週間は止めどなく涙が流れていました
どこにいても、何をしていても急に涙が出てきて止めることができませんでした
2週間目は出かけることが多い週でした
まだクゥチャンがいた頃から決まっていた予定があって
クゥチャンの体調が悪くなりつつある中で、出かける時は病院に預けようか…
それとも、予定をキャンセルしようかとオットと話すことが何度とありました
どちらも私達には大切な予定だったので、クゥチャンがあの日逝ってしまったのは
ボクの心配をしないで、どうぞ予定をそのままにしてね…とクゥチャンの気遣いだったと思っています
義父の入院・手術前説明を受けに病院へ行くことと、大切な伯母の一周忌の法要への参加でした
3週目は仕事が忙しくなってきて、仕事帰りが20時近い日が続きました
お留守番の彼らはやっと帰ってきたか…とムスッとした顔でお出迎えしてくれる毎日でした
忙しい仕事に集中することで急に出てくる涙を止めることができました
4週間目も仕事は相変わらず忙しく、帰り時間は20時近くなります
でも、今週は1ヶ月前の今日のクゥチャンはあんなだった、こんなだったと思い出してばかりいます
1ヶ月前の今日はクゥチャンと病院へ行った最後の日だな…
1ヶ月前の今日はクゥチャンがフトンに入ってきてくれた最後の日だな…
1ヶ月前の今日は何も食べられなかったクゥチャンが自分で食べてくれた最後の日だな…
1ヶ月前の今日はそれまでは寝たまましてたオシッコをトイレまで行ってきちんとできた最後の日だな…
そして、1ヶ月前の今日、今頃は
苦しい息づかいをしながらも、オットとワタシが帰るのをずっと待っていてくれたクゥチャンです
あと何時間かするとクゥチャンがワタシの腕の中で3回声を上げて眠りについた時間がやってきます
ここ数日…またハラハラと涙が勝手に出てくるようになりました
こんなことじゃいけないよ…と思うけれど…
寂しくて、寂しくて…クゥチャンに逢いたいよぉ~と大きな声で叫びたい
いつになったら、クゥチャンのことを笑いながら思い出せるようになるんでしょう