8.9.10…シビル&dodici&Treize -7ページ目

息使いは荒いけれど…

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昨日の夜はクゥちゃんが息をしてくれているか、お腹が動いているか気になって
30分毎に目が覚めていた…と、いうより眠れませんでした

クゥちゃんもじっと目を見開き、香箱座りのまま眠ってくれません

明け方5時過ぎぐらいから点滴が利いてきたのか横になって寝てくれるようになりました

強制給餌をしてみましたが嫌がるクゥちゃんの体力をますますなくしてしまいそうで、
食べてもらいたい…もう止めようか…と気持ちが揺らぎます

香箱座りと交互にしていますが、今は横になって寝ています

体が楽になったから横になっている…だったら良いのですが…

厳しい現実


火曜日の通院の時に5㎏だった体重は4.8㎏に落ちていました

「またキライな所に連れて行かれる」…とクゥチャンは車の中で泣きますが、その声にも力がありません

お電話をくださった院長先生はお留守でしたが、
一番最初にクゥチャンを診察してくださった宮岡先生が出迎えてくれました

最初に先生に会った時も状態は悪かったけれど、体重は7㎏近くあった時で当然まだ体力もあった時です

けれど、今日はあの時より2㎏近く痩せてしまったクゥチャンなので、先生はとても驚かれていました

何よりもクゥチャンの瞳に力が無いことをとても気にされていました


今回のような状態が起きる原因として先生は3つの可能性をあげました

1.新しい抗ガン剤の副作用として胸に水が溜まることがある、食欲不振になることがある

2.ステロイドを止めたことによる食欲不振

3.リンパ腫が体の中で増殖しているがための状態悪化

1や2が原因であれば、食欲をあげる薬や点滴でまずはゴハンを食べてくれるようにもっていけるけれど、
3が原因の場合は厳しい状況にあるということでした

何が原因になっているかということを調べるために胸のレントゲン、血液検査、肝臓の細胞検査、
エコー検査をするということで15時過ぎまでクゥチャンはまた病院にお預けとなりました

「また置いていかれちゃうの」と泣くクゥチャンを先生に預けるのはとても辛いものですが、
良い結果がでることを願い病院を後にしました


15時過ぎに説明を受けにいくと今回の食欲不振、
体重減少は抗ガン剤の副作用から来るものではないということがわかりました

代わりに肝臓にリンパ腫の浸潤が広がっていること、脾臓にも浸潤が始まっていることがわかりました

そして、2日ゴハンを食べていないクゥチャンのお腹の中は空っぽで、
リンパ腫の子がゴハンを食べないとなってしまうという脂肪肝にもなっていることがわかりました

前回の肝臓の数値よりまた数値は基準値に近づいていましたが、
それはリンパ腫で悪くなっても数値が低くなることもあるので、そのためではないかということでした

目に見えるリンパ腫には効いていた今回の薬は見えないお腹の中のリンパ腫には効かなかったようです


これからクゥチャンにしてあげなければいけないことは、とにかく栄養をつけてあげなければいけないということ

強制給餌をしなければ、クゥチャンの体にある栄養はどんどんリンパ腫に取られていってしまいます

鼻に管を入れてそこから流動食を流し込むという方法も進められましたが、
昼間仕事でいない時にクゥチャンが気にしてはずしてしまうかもしれないし、
はずさないようにとエリザベスカラーをつけるのはストレスを与えてしまいそれもしたくありません

幸い土日は仕事が休みなので、とにかく口から食べてもらえるように
クゥチャンとワタシとで練習をすることにしました

それと同時にステロイドの注射も再開することになりました
肝臓のリンパ腫の浸潤が広がったのも、食欲が減ったのもステロイドを止めてからなので、
クゥチャンのリンパ腫にはステロイドがあっていた可能性が高く、そうであれば皮膚のコトも気になりますが、
今はどちらを優先にするかと考え、ステロイドを再開することになりました


新しい薬はあるリンパ腫にはとても効く薬だけれど、
もし効かなければ6週間は他の抗ガン剤を使うことができません

効いていたと思っていた薬が効かないと解った時、6週間はとても長く感じられます


クゥチャンがいつかその時を迎えるまで、穏やかに過ごしてもらいたいと言うのがワタシ達夫婦の願いです

食べることが大好きだったクゥチャンが
缶詰ゴハンを鼻先に持っていっても横を向いてしまう姿はとてもかわいそうです

おっきくて、重たかったクゥチャンが今ではダレよりも軽くなってしまったのがとても悲しくて、
こんなギスギスの体のままのクゥチャンはイヤだなぁと思います

なんとか、少しずつでもゆっくりでも体重を増やして欲しいし、体力がつけば…
その時6週間経っていれば、新しい治療を受けることができます

希望は捨てていません

けれど、ヒトであるワタシ達がしていることは実はクゥチャンにとって拷問なのかなとも思います

入院して病院できちんと管理してもらうということも手段の一つにありますが、ワタシ達ができる範囲の中で、
ハッちゃん達と一緒の生活の中でクゥチャンには穏やかに過ごしてもらいたいと思っています

先生もケージの中で一人でいることをクゥチャンは望んでいないと思いますと言われました

ただ、何かあればすぐに対応しますからねとおっしゃってくださったので、
とにかく家でクゥチャンにしてあげられることを精一杯してあげたいと思っています


ヒトの看護士をしている妹がさっき来てくれて、点滴とステロイド、食欲が少しでも戻る薬を注射してくれました
さすがにプロの手は早く、的確でクゥチャンが嫌がるまもなく終わらせてくれました

少し気分が良くなったのか、それまでは香箱座りの状態だったクゥチャンが少しリラックスしているように見えます

後はワタシがゴハンを食べさせるだけ…そう、だけなんですが…うまく食べてくれればいいのですが…


先生と話す時、どんなに辛い話でも淡々と聞いている自分にびっくりしてしまいますが、
今日もなんだかとても落ち着いて話を聞いていたように思います

そして、先生にとても冷静に「クゥチャンはここ数日でどうにかなるということは無いですよね」と聞いてしまい、
先生の方が驚きとても辛そうな顔で「そういうことも考えられます」と言われました


そういうことがないように…とにかく、そういうことがないように

厳しい現実は目の前にありますが…

奇跡だってあるってことも忘れちゃいけないと思ってます






今から…

クゥちゃんを連れて病院へ行ってきます

水曜日、木曜日とご飯を食べてくれません

食べないから当然、体がますます小さくなりました

じっと見てると涙が流れてきます

クゥちゃんはじっと耐えています

今朝、先生にこの状況をメールしておいたら、先ほどお電話をいただき可能であれば連れてきてくださいとのこと

すぐに行っておいでと送り出してくれた同僚に感謝して、病院に向かってます

数値が下がった


昨日は検査のために病院へ行ってきました

今回から5週間はお預けではなく、血液検査をしてもらって先生とのお話のあと
一緒に帰ってこれるので、仕事場を10時に出てからの通院であわただしくはありますが、
それでもお迎えの時間に合わせてパタパタすることもなくなるし、何よりもクゥチャン
1日を病院のゲージの中で過ごすことがないというのはとてもうれしいことです

前回の治療から1週間で変わったことと言えば食欲が落ちてしまったこと

病気になる前は朝4時になるとオットの枕元で「お腹空いたよ~」と訴えていたのに
病気になってからも「さっきも食べたでしょ?」と思うほど食べていたのに
この1週間、だんだんと食べることに対して興味を示さなくなってきました

粉薬でインターフェロンを処方されていたクゥチャンですが
先週までは缶詰ゴハンに混ぜてあげると、ちょっと不思議な顔をしながらも
食べてくれていましたが、それも少しずつ量が減ってしまいました

ゴハンを食べなくなるととたんに体重が減り5㎏になってしまいました

クゥチャンの体をなでていると背中や足の骨がゴツゴツと手のひらにあたります

ゴハンはワタシがスプーンに乗せて薬を混ぜているもの、そうでない物を交互に食べさせていましたが
食欲がなかなか出ないクゥチャンにワタシの出勤時間までに食べて~というのは難しく
ギリギリまで粘っても、インシュリンの注射ができない日もありました

そんな状況だったので、今回の血液検査の結果がどう出るか…
新しい薬がクゥチャンの体に巣くうリンパ腫と闘ってくれているのか…

結果がでる30分がとても長く感じられました


先週の治療後、数日してオチンチンの横のシコリが小さくなった感じはしていました
丸かったしこりが薄く、柔らかくなったのはわかっていたんですが

今回、血液検査の結果で

前回1651と異常に高かった肝臓の数値(基準値12~130)が605まで下がっていました

もちろん、今でも基準値より遙か上だし、まだまだOKとは言えない厳しい状況ではあるけれど、
それでも少なくても今の段階で薬が効いていると言えることはわかりました

どれくらいの大きさの薬かわかりませんが、この薬は6週間かけて効いていくそうで、
あいだ2週間、4週間と2週おきにグッと薬が効く時期があるそうです
なので、来週にはもっと効いているはず…効いていて欲しい…と思うんですが…

ただ、薬が効くということは骨髄抑制も起こるということで、週1の血液検査は必要ということがわかります

今回は白血球の数も正常に戻り11300となりました

ステロイドを止めたせいで真っ赤になっていた肌もピンク色になってきました
壊死している縫合した皮膚の下を覗くと、ピンク色の皮膚が少しずつですができあがってました
なので、壊死している皮膚を取り除き、まだくっついていない部分を縫合してもらったので

少し体がきれいになったクゥチャンです

ただ、ステロイドが体から抜けてきたせいで食欲は落ちたそうです

皮膚がきれいになりつつあることは喜ばしいことですが、食欲が落ちることは
これからのクゥチャンの病気との闘いの為には非常に辛いところです

新しい薬が効いて食欲がでるのを待つのと

食欲がなくなり体重が減ったことにより治療ができなくなること

どちらが早いか…

それによっては強制給餌も考えなければいけないそうです

なんとかそうならないように、クゥチャンに自力でゴハンを食べてもらいたいのですが…

体からステロイド剤が抜けていくたびに食欲がなくなっていくクゥチャンです

血糖値に関してはインシュリンを注射をしない日があったにも関わらず161まで下がっていました
もちろん、これもまだまだ基準値(76~145)には遠いですが、ストレスでも血糖値が上がる
ネコさんにとって、病院にいてこの数値であればそんなに問題のない数値のようなので
今回からインシュリンの注射も止めることになりました

鼻の粘膜も薄くなってしまって、お顔のお手入れをするだけで鼻血が出ていたクゥチャンですが
ステロイドを止めて、血糖値も下がれば鼻血も出にくくなるのでは…と言われました


薬は効いているようではあるけれど、絶対大丈夫という確信はまだなく
途中でまたシコリが大きくなってしまえば、6週間目まではその後何もできないので
先生も「大丈夫です」とは言ってくれませんでした

体重減少という問題も抱えているクゥチャンにとって厳しい状況であることは変わりありません


それでも、数値が良くなったことはとてもうれしいこと

今は、とにかく来週の検査でまた基準値に近くなってくれることを願うばかりです


座りネコ

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リールはこうやってお腹のまわりをお手入れします

時々、人生のことでも考えているの?って感じで、
お手入れが終わっても30分くらいこの態勢でいることが多いです

17回目(23週目)の抗ガン剤治療


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スマートになってしまったクリンとでっかくなったジュジュ
ジュジュちゃん、ただいま8.54㎏!少しクリンにお肉をください!


1/13(火)は17回目の抗ガン剤治療のため病院へ出かけました


オチンチンの横にできた腫瘍は相変わらずここにいるよ!と自己主張をしています

ステロイドを2日に1回にした影響からか、食欲が落ちてしまいました

前回、縫い合わせてもらった皮膚の脇に近い下の部分がパリンと裂けてしまいました

でも

前にできた腫瘍は1日ごとにぐんぐんと大きくなっていたので、それと比べるとカワイイ自己主張だし

食欲が落ちても、朝夕のゴハンは肝臓の数値を下げるための薬を混ぜても食べてくれてるし

壊死している皮膚同士で縫い合わせているので皮膚が取れてしまうのは先生から聞いていたこと

なので

大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせクゥチャンをお預けしてきました


先生の所見は

前回の腫瘍のスピードよりは遅いので、今までの薬がまったく効かないという訳ではないようだし、
食欲が落ちたのもステロイドを少なくしてからであれば、それはわかっていたことだし
皮膚に関しては破けてしまったことは仕方なく今はそれ以上に広がることを抑えるようにしましょう

血液検査の結果によって使われる今回の薬は飲み薬でとても良く効く薬ではあるけれど、
服用後6週間は他の抗ガン剤を使うことはできないので、もしクゥチャンの体に巣くうリンパ腫が
それより強かった場合は、その間何も治療ができないというマイナスに動く可能性もあるとのコトでした


血液検査の結果

肝臓の数値が前回の数値より倍に跳ね上がり1651(前回810)になっていました

単純に抗ガン剤の影響で肝臓が疲れているだけであるなら
薬を飲んでいるのにこんなに数値が上がることはあまり考えられないそうで

結果、前回やれなかった(クゥチャンが極端に体を触られるのを嫌がったため)肝臓に針を刺し、
細胞を調べるという「針生検」をやったら肝臓にリンパ腫が浸潤していることがわかりました

数値の上昇はリンパ腫が原因と見られるので、早急に抗ガン剤で叩いていかなければいけない

と説明を受け、お願いすることにしました

口から入れるお薬を異常に嫌がるクゥチャンのコトは先生もご存じなので
上手に飲んでくれればいいんですが…と心配されていましたが

上手に飲んでくれましたよ

と、連れてこられたクゥチャンは、やれやれという顔をしていました

白血球の数は23300あり、基準値(5500~19500)よりも高かったのは皮膚の傷の炎症が原因ではとのこと

ただ、白血球が多いということは骨髄がちゃんと働いているということなのでそれは悪いことではない

確かに、最初は2000しか白血球が無くて、骨髄検査をしたら骨髄の中にリンパ腫が浸潤していたので
治療後ぐんぐんと白血球数が増えたってことは良いことなんじゃない!

と今回も良かったことが1つ見つかりましたラブラブ

血糖値に関しても前回(284)より下がり243になっていました
インシュリンは毎日打っていますが、ステロイドを打つ回数を減らしたからでしょうか?
どちらにしても正常値に少しずつでも近づいてきているのはうれしいことですラブラブ


新しい治療が始まりました

先生も助けてあげたい、薬が効いて欲しいと思ってくださっていますが、
この薬が効かなかった場合…6週間はリンパ腫に対しての治療ができないこと
そして、この薬が効かなかった場合…厳しい状況になるということを口にされました

厳しい現実はあるけれど、弱音を吐くことなく辛い体でじっとがんばっているクゥチャンです

ワタシも泣いてはいられません

7ヶ月前に戻ったと思えば食欲がないクゥチャンにどうやってゴハンを食べてもらったかと言うことを
思い出せばいいし、注射の打ち方も上手になっているはずだし、心に余裕だって持てるはず

痩せた体を見れば、このまま続けていいのかな
クゥチャンにいらぬ痛みや辛さを与えてるんじゃないのかな

と、不安になる毎日ではあるけれど

今は、ただただ薬が効いて欲しいと願う毎日です



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この手は離しません byエリチャン







甘えたい時

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甘えるのが

ワタクシの信条ですことよ



と、ばかりに自分が眠たくなるとクゥちゃんに寄り添う?エリザベスです

決して体調が良いわけでないクゥちゃんですが文句もいいません


エリちゃんは得な女です

16回目(22週目)の抗ガン剤治療


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お風呂に入っているオットを待つクゥチャン

1/8(木)の16回目の抗ガン剤治療は残念ながら受けることができませんでした


受けられなかった原因は
ALT肝酵素(細胞質内)」の数値が基準の22~84をはるかに越えて
810という数値を示していたからです


2週間ぶりに院長先生と会ったクゥチャンです

右肩にあるハゲた部分を見た先生は一言

「ずいぶんひどいな…」

そうです…ひどかったんです

血の塊が乾燥して、かさぶたのようになっていて、
そんな姿をダレにも見せたくない…そんな状況になっていました

500円玉くらいの大きさだったハゲはゴルフボールくらいまで広がっていました


抗ガン剤治療をしていく上でステロイドの服用は必要な物で避けて通れません

が、ヒトでもネコでもいくら副作用や弊害がありませんと言われていても
その個々がもつ体質によってどんな物がでるか、でないかは服用してみてわかること

クゥチャンの場合はバッチリ弊害が出てしまったようです


ステロイドを長く服用していると皮膚が柔らかく、薄くなってくるコトがあり

血糖値が高く糖尿になっているクゥチャンの体液の中に糖分が多く含まれているため
ちょっとした傷にもひどく反応してしまうそうです(人間でも糖尿病のヒトは末端部分が壊死すると同じコト)

ただ、クゥチャンが毎日投与している0.5㎜という量はカレの体格からすれば決して多い量ではないので、
クゥチャン自体の体質とステロイドの関係、そしてリンパ腫が皮膚にできているということが
今回のことに繋がったんではないか…と先生のお話でした

とは言ってもガンと闘うためには必要なお薬(ステロイド)で…


オチンチンの所と、ぷよぷよお腹にできた腫瘍はそんなに大きくはなっていなかったし、
先生の触診では少し柔らかくなってきたようですとのことで、決して薬が効いていない訳ではないようですが、
絶対の効き目がある薬と言う訳でもなくなってしまったので、今日は胸と内臓周りのレントゲンとCTで
他の目に見えない部分に腫瘍がないか調べつつ、他の治療方法も考えましょうということでした

ハゲに関しては状態を良く診た上で、黒くなっている部分をはがしきれいな部分の皮膚同士で
縫合するかもしれませんと言われお預けして帰ってきましたが…

とにかく、一つでも良い結果が出るコトだけを祈るだけでした


抗がん剤に関しては↑にあるように肝臓の機能が急激に悪くなっているので今回は見送られることになり、
1/13(火)まで肝臓の数値を良くする薬を飲みその結果で次のステップに進むことになりました

今度使われる抗ガン剤は錠剤になりますが、1度服用すると4週~6週持続する薬だそうです
口から入れる薬なので、薬を飲むことが苦手なクゥチャンにはイヤなことだと思いますが、
それでも、月に1度で済むならば毎週通院することを考えると少し楽になる気がします

とても良く効く薬ではあるそうですが、
もしクゥチャンの体にある腫瘍に効かず日々大きくなっていったとしても
4週~6週の間は他の治療ができないというデメリットがあるそうです

けれど、その薬に変えることによって、ステロイドの打つ回数も少しずつ減らしていけて
最終敵にはステロイドを使用しなくする目的もあるそうです

今はとにかくこれ以上、皮膚が裂けることを阻止したいので
ステロイドを1日おきにすることにしました
 

皮膚の傷に関しては黒い固まりはすでに皮膚が壊死している部分だったので、
その部分を切除してきれいな部分で縫い合わせましたということでした
と、言っても生きている皮膚の部分で縫い合わせるには麻酔が必要だったので、
今回はギリギリところで壊死している皮膚の部分で縫い合わせ、時間がたってその部分が
きれいにこそげ落ちたらきれいな皮膚の部分で縫い合わせましょうということでした

傷口を舐めたり、足で掻いたりしないように目が行き届かないときは洋服を着せてガードしなくてはいけません

袖があるものでないと傷口が見えてしまうので、半袖タイプの物を着せていますが
それはそれで、歩くのに大変なようでヨチヨチ歩きになってしまいます

今回は3連休があり、ずっと一緒にいることができたので洋服を脱いでいられる時間を多くとることができました

痛みもないようで、毛繕いの延長で舐めたりということはありますが、それ以外の時は気にならないようです

昨日、夜遅くに洋服を着せた時、脇の下の部分の壊死している皮膚が浮いてはがれたようで
下のお肉が見えていましたが、本人は痛くないようで気にしていません


ステロイドは1日おきになりました

食欲増進をさせる薬でもあり、ステロイドを少なくすることによってゴハンを食べなくなるんじゃないかと
先生も心配されていましたが、肝臓の薬を混ぜても(ちょっとくせがあって、味が変わったりするそうです)
嫌がらず食べてくれてるし、相変わらずお腹は空いているようです

ただ、以前のように朝方4時過ぎぐらいから「お腹すいたよ~」と言わなくなったのが気になります


目やにも出なくなってきて、鼻づまりも治まりつつありますが、
それでも食事の後に顔を洗うと鼻の表面からすぐに血が出てきてしまいます
こちらも皮膚や粘膜が弱くなっているから、万年鼻風邪のクゥチャンには辛いようです
もちろん、リンパ腫なので鼻の中に腫瘍ができている可能性も否定はできませんが
そうなった場合は、鼻の中が腫瘍で圧迫されて口で呼吸をしたりと何かしらの変化が見られるそうです
今のところ、仕事から帰ると鼻の穴が血でふさがれていることはありますが、
濡れたコットンで拭き取ってあげるだけで良いらしく、口で呼吸をすることなく過ごせているので
腫瘍という感じではないのでは…とのことでした


今回、初めて抗ガン剤の治療ができなかったこと

腫瘍が小さくならなかったこと

皮膚が弱く、裂けてしまったこと

鼻血も心配であること

と、色々とイヤなことばかりが並んでしまいましたが、

一つうれしかったことは

レントゲンとCTで見る限りでは、肺や肝臓を初めとする臓器に腫瘍が見られなかったことです
一気に肝臓の数値が悪くなったので、先生も腫瘍を疑いましたがそれがなかったということだけでも

ありがたいです


クゥチャンはだいぶ痩せてしまって背中がゴツゴツしています

それでも体重計に乗せると5.7㎏はあり、そんなに小さなネコさんではありません
けど、元気な時には7.5㎏もあった子なので、ジュジュと並んでもひけをとらなかったクゥチャンが
今ではエリチャンより小さく見えるときがあり、見ていると涙が自然に流れてしまいます

小さな体になっても、あちこちハゲができても生きようとしているクゥチャンの命の力に

感動と感謝の毎日です


明日は抗ガン剤治療の日です

肝臓の数値を下げる薬が効いてくれていれば良いのですが…




さっきまで

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一生懸命、お手入れしていたのに…

お座り態勢のまま寝てしまいました

そして、崩れてます

全部きれいにできたのかな?

クリンの年末年始


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こんなにたくさんの薬の空き瓶と注射針が溜まりました

2009年も明けて、あっという間に7日が過ぎようとしています。

去年は平和に過ごしていた我が家にクリンリンパ腫と言う大病が襲い
どうなるんだろうか…と悩み、涙した日々もありましたがクリンのがんばり、
みなさまからの励ましのおかけで無事新しい年を家族みんなで迎えることができました

とは言っても、12月の初めに再発したクリンのリンパ腫は無くなることなく、
未だ元気にクリンの体にへばりついているので、今年もまだまだ闘いは続きます


クゥチャンは16日(火)に13回目(19週目)の治療を受け、23日(火)に14回目(20週目)の治療を受けるはずでした

16日の治療に関しては白血球やその他の臓器への影響も問題なく、抗ガン剤治療を受けることができました


23日の治療は受けることができませんでした…と、いうのも

抗ガン剤の薬がなかったためです(というのはちょっと語弊がありますが…)

23日は祝日でクリスマス前だったからでしょうか?

待合室は座る場所どころか、立ってる場所もないんじゃないの?というくらいの混雑で
11時30分に予約をしていながらも、呼ばれたのは1時間以上たった13時近くでした

抵抗力・免疫力が落ちているクゥチャンは病院にお出かけするだけで
鼻風邪をもらってしまうので、できれば待合室で待つこともしたくないのに…

でも、それだけ助けてもらいたい子がたくさんいて、
助けてくれる先生がいる病院なんだっていうことなんでしょうね

いつも通りのお預けをして、夕方お迎えに行くといつも先に出てくるクゥチャンがいません
クゥチャンがいないまま、先生に呼ばれたので少々不安があり、どうしたんだろう?と、思っていると

「申し訳有りません、今日は抗ガン剤の治療ができませんでした」

と、先生が頭を下げました

え~なんで~クゥチャンはどうして出てこないの?
そんなに悪くなっちゃったの?何かあったの?

頭がくるくる状態でした…が…

クゥチャン自体には何も問題なく、治療ができる状況でありながら薬がなくなってしまったとのこと
ただ、全く無くなったということでなくクゥチャンに最適なより新しい薬がなくなってしまったとのことでした

使用期間内の薬はあるけれど、体力も抵抗力も落ちているクゥチャンにはより新鮮な薬を使う
と、いうことをしてくださっているようで(初めて知りました)、それを先客の患者さんが使ってしまったため
クゥチャンに使える物が無くなってしまい、大変申し訳ありませんでした

と、いうことでした

すぐに新しい薬を取り寄せてもらって、日にちを改めて25日(木)のクリスマスに受けることができました

クリスマスに痛いプレゼントなんて…クゥチャンにしたら災難だったでしょうね


28日(日)はワタシの両親、妹家族の総勢12名+6ニャンでのクリスマス会を兼ねた忘年会でした
どういうわけだか、この会は毎年我が家でやることになっていて
おまけに、絶対にカニしゃぶと決まっていて(今年は中1になった甥っ子のリクエストで肉もあり)

カニが大好きなクゥチャンにとってはとてもうれしい催し物です


29日(月)はワタシ達もハッちゃん達も前日の疲れからなのか遅めの朝食となりました
相変わらず食欲旺盛なクゥチャンですが、食欲が落ちないことはありがたいことです

が…

ゴハンを食べていたクゥチャンを見てびっくり!
右肩の部分…というんでしょうか?

500円玉ぐらいのハゲができていました

前夜、ワタシが寝る時まではなかったハゲです

一晩にして作ったハゲです

ポロッと抜けた…というより、舐めて抜いてしまったという感じのハゲです

ハゲを発見する前にやたらと首周りを足で掻いていたクゥチャンだったので
皮膚病にでもなってしまったんでしょうか?と言う感じのハゲです

よくよく毛をかき分けて見ると、体の右側の皮膚が妙に赤くなっていて
他の場所も薄く皮がむけている所が2カ所ありました
そのうち1カ所は所々黒い固まり?のような物があります

どの部分を触っても、黒い固まりを引っ張ってもクゥチャン自体は痛みもないようで、
もしかしてリンパ腫ができてるのかしら?と少し肉を持ち上げてみましたが、ハゲた後に
シコリは見つかりませんでした

そんな時、院長先生から電話がありました

本来なら30日(火)が抗ガン剤治療の日でしたが、前回25日(木)に投薬したので
1週間は空けた方が良いので1/1(木)の来院は可能ですか?とのお話でした

病院自体は29日で年末年始休暇に入っていましたが、
クゥチャンのように休みに関係なく治療が必要な子のために当直の先生が対応してくださいます


と、言うわけで2009年はクゥチャンの通院から始まりました

1/1(木)は15回目(21週目)の治療の日です

当番とはいえ、お正月休みを返上してワタシ達を迎えてくれる
先生やナースの皆さんには頭がさがります

12月の初めにできたオチンチンの横の小さなシコリは少し大きくなりました
そのシコリを見つけたとき、これもそうなのかな?と思ったブヨブヨのお腹の方にある物も
同じようなリンパ腫ということは前回の治療の時に検査でわかっていましたが
こちらも若干大きくなっていました

ホントにリンパ腫はくせ者で困ります

ハゲ以外の皮膚の所にできていた黒い固まりのような物も癌細胞の可能性もありましたが、
こちらは検査の結果今のところ大丈夫で…しばらく様子を見ましょうとの事でした

癌でなかったことが幸いです

白血球その他の機能も正常で今回も治療を受けて帰ってくることができました


20088/8/9に1回目の治療を受けてから2009/1/1で15回目(21週)の治療が終わりました
11月の終わりまでの状態であれば「寛解」に向かっていたクゥチャンのリンパ腫治療は
12月も2週に1回の通院だったので、まだ1/20(火)の治療が15回目となり、その時点で
問題なければ「寛解」ということで、ひとまず治療が終わるはずでした

その方向に向かっていたはずなのに、まさかの再燃・再発で
新年はさっぱり、スッキリとした気分で迎えられなかったのは正直な気持ちです

けど、がんばっているクゥチャンを横にして弱音を吐く訳にはいきません


明日は院長先生に診て頂きます

前回の治療でプロトコールが終了したので、今できている腫瘍に対して効き目がなければ
新しい薬で治療をしていくことも考えなければいけません

その治療がクゥチャンの病巣と戦える薬なのか、また1からのスタートになり
もし、ムリだと思ったらすぐに変えていかなければならず、クゥチャンの体にも大きなダメージが残ります

今日の段階では2個のシコリは大きくなっていないような…でも小さくもなっていないような…

右肩のハゲの部分はクゥチャンが舐めないように洋服でカバーしていましたが、
縫い目があたったりして、血がにじむようになり…あまりきれいな物ではなくなってしまいました
院長先生がこの部分を見るのは初めてなので、どのような診断をされるのか心配です

鼻風邪は万年風邪のようで、相変わらずコブタさんがいます
前よりひどくなく、コブタさんの登場は時々になりましたが…
鼻を気にするあまりに表面の皮膚がずる向けて血がでるようになってしまいました
そのかさぶたが鼻穴をふさぎ、フガフガコブタさんが登場してしまいます
このズルムケも風邪のせいなのか…もしかして鼻の中に腫瘍があるのかな?と思ったり

人でもネコでも…病気の家族がいると心配はつきませんね

クゥチャンの治療費はこの半年で約40万近くになりました

確定申告の時期です

クゥチャンだって家族なんだから診療費明細書をコソッと入れてみようかなぁ~

なぁんて思っちゃってる七草粥の日の午後です