どうすることが良かったのか | 8.9.10…シビル&dodici&Treize

どうすることが良かったのか


8.9.10…シビル&dodici&Treize-image.jpg

ワタシは毎日、仕事場まで車で通っています

1年通った道は新しくできた道で広くて見通しの良い道です

今朝、その道を走っていると反対車線前方ににフワフワとしているものを見つけました

風もないのにゴミが揺れてる?

今、道沿いに色々なお店が建ち始めているので工事関係車が何かを落としたのかな?

そんな感じに見えたそれは車にひかれたんであろうネコでした

小さなネコが道路に横たわりながら、それでも一生懸命起きあがろうと

手足を動かして、その場から逃れようとしている姿でした

すぐ目の前に車が迫っていましたが、ありがたいことにその車は急停車してくれて

何も知らない後続の車のクラクション音が大きくひびきました


ワタシは必死で生きようとしているその子を残してその横を通り過ぎてしまいました

仕事場までの5分の道のり、戻ろうか、どうしようか、誰か他の人が助けてくれないか

やっぱり戻ろうか…近くに動物病院があることも知っています

戻った方がいいんじゃないか…

どうしよう…どうしよう…どうしよう


結局、ワタシにはその子を助けることをしませんでした

その子の命に中途半端に関わることはしてはいけないから

最後まで責任を持てないなら手を出してはいけないと思ったから

その子と関われない自分がふがいなく、とても悔しかったけれど

無責任なことは絶対にできないと車をバックさせることはできませんでした

薄情なオンナです


ブログで知り合った方の中には同じような境遇で出会ったネコさんを家族にされていたり、
ケガの治療や介護をして元気になったネコさんの里親を捜したりと一生懸命
ネコさんの幸せを考えている方々がたくさんいることを知っています

すごいなぁ~ワタシが同じような立場になった時、果たしてできるだろうか…

いつもそう考えていましたが

同じ事はできませんでした


今も、道路で横たわり必死に起きあがろうと手足をバタバタさせている姿が浮かんできます

あの子を抱きかかえてあげなかったことを思うと胸がキュッとなります

けれど、じゃあ最後まで責任をもてるの?と聞いているワタシもいます


帰り道…あの子に申し訳なくて同じ道を通って帰ってこれませんでした

人通りも多い道なので、誰か歩いているヒトが抱きかかえてあげてくれていれば…

病院も近くにあるから、誰か運んでくれていないかな…

ヒト任せで、あの子の心配してるなんて図々しいにもほどがある


外は、ひどい雨です